価格にまつわる競争が起こるといことは、重視されるものが価格だけになってしまってはじめて起こる。

明日は誰のものか イノベーションの最終解 (Harvard business school press)今、明日は誰のものか−イノベーションの最終解−を読んでいる。なかなか前に進まない。進まないのは、本が難しいとかではなく、書かれていることに対して、自分なりにシュミレーションを行ってしまい、思考することに時間が掛かってしまうからだ。でも、面白い。いろいろ考えながら読み進もうと思う。で、表題の件である。表題は、明日は誰のものか−イノベーションの最終解−に書かれていた文章の1つ。確かにそのとおりなのだ。消費者にとっての機能に満足したら、満足した機能のある製品の中で、もっとも価格の安い製品を選ぶようになる。価格競争になったら、より安く製品を供給する企業の勝ちだ。もう1つの方法は、価格勝負をしない。価格以外に重視できるものを作ること。一番わかりやすい例は、服やカバンのブランドだろう。ブランドに付加価値が、あれば価格競争をしなくてすむ。とちらかといえば高いぐらいでブランドに価値が出てくる。どの部分で勝負するのか。この競争エリアの選択は商品開発者のセンスが問われると思う。今までは、最新のテクノロジーが差別化要因になっていた。けれど、これからの最新テクノロジーってそれって必要?って疑問が付いて回る。必要性を消費者に納得させた商品こそがこれからのヒット商品になるって考える。


今日も素敵な出会いがありますように。