人は脳のすべてを使っている!!

その差がわかり難いだけだと。。。

脳が正常の10%程度の大きさしかない水頭症でも、脳は正常に機能することがあります。こうした症例から、「脳って10%しか使われていないんだ」という話になっているのですが、これが論理的に厳密かどうかはここでは問わないとして、この言葉がひとり歩きしてしまうと誤解を与えてしまうことには注意が必要です。
「脳の神経細胞は1000億個あると聞いたが、10%しか使われていないということは、残りの900億個は何をやっているのですか」と質問する人がいます。
これには明確に答えられます。神経細胞が1000億個あったとしたら、1000億個、ほぼすべて使っています。基本的には、脳は無駄なく使っています。
(中略)
脳が人間の体に入ってしまった以上、脳の能力は人間の体をコントロールするために使われるわけです。10%しかない脳であっても、100%の脳であっても、乗り物がたまたま人体だったから人間の脳になったと捉えるのがより真実に近いように思います。だから、残りの90%の脳が眠っているという言い方はちょっとニュアンスが違うのです。

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?より
人は脳の能力の3%とか10%とか30%しか使っていないってよく言われる。そう言われることに、最近違和感を感じていた。ダーヴィンの進化論的に言えば、必要の無い部分であればそこは退化するはずなのに、人の脳は退化していないからだ。
だから、池谷氏に1000億神経細胞があれば、1000億神経細胞を使っているっていう意見に深く納得した。ただ、100億個を使う場合とたいした差が無いというのは、やはり由々しき問題かもと思う。
なんとかしたいなあと思う今日この頃である。

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?