ポイントは貯めておかない。

ポイント制度とは、消費者が店に拘束性の預金をさせられているのとおなじこと。自分のお金なのに、その店でしか使えないんだから。10万円の商品が20%ポイント還元だとすると、消費者は店に2万円を預けていることになる。しかも金利はゼロ。それなら、お客さんは最初から安く買えた方がうれしい。

日経ビジネスに載っていたギガスケーズデンキの加藤社長の言葉。ポイント制度の本質をついた言葉である。ポイントは預金。こう考えると、ポイント割引が過熱する理由もわかりやすいと思う。その場で割引くと売り上げそのものが下がるけれど、ポイントなら下がらない。先延ばしに出来るからこそ、競合店があると、ポイントで勝負って形になるわけだ。で、ポイントなら使わなければ、ずっとそのお金は残っていく。。。企業側にね。だからこそ、これだけポイントというものが普及した。
消費者としては、ポイントは、無利子預金であるからこそ、貯めておいてはいけない。どんどん使っていくべきだと思う。貯めておくって事は、お金の価値が減衰していくってことだからだ。